千葉出身の音楽家、織川一。静謐感漂う神秘的なニューエイジ・アンビエント。
郊外の貧しい植栽から、あるいは国道沿いのマンションの一室から紡がれる、郊外都市のためのニューエイジ。千葉、鎌取出身の音楽家、織川一による第一音源集『穂遊』。
自宅の一室での宅録と環境音で構成されたという、ローファイでありながら神学的な響きを含むA面から、オートハープ、エレピ、ムーグシンセ、オルガン、テナーサックスなどのあらゆる楽器によって柔らかく塗り重ねられた音響と、野を駆け回る野ウサギのように自由な歌声が美しく溶け合う、
15分を越える表題曲『穂遊』に向かって、郊外都市の憂鬱は穏やかに浮遊していく。
Popol Vuhなどのスピチュアルなジャーマンサイケの系譜と、Leaving Recordsなどのニューエイジリバイバルの系譜を引きながらも、プライベートな余白をそなえたニューエイジアルバム。
『穂遊』のDLコードにあわせて、アウトトラック集『一向自適』のDLコードが付属。
Track List:
1. Goraikou
2. 朝焼け / Asayake
3. 高地渓谷 / Kouchikeikoku
4. 穂遊 / Suiyu