Ry / just passing through (LP)

アナログ!東京を拠点に活動する3人組ポストロックバンド、Ryのファーストアルバム。

ハードコア、ポストロック、フォーク等、ジャンルを超えてリスナーから熱い支持を受けるRyが待望の1stアルバムをリリースする。前作の1st EPではアコギの美しいメロディーとミニマルでダイナミックなリズムが絡みポストロックに納まらない独特のアンサンブルを聴かせた。今作では、録音・ミックスにツバメスタジオの君島結、マスタリングエンジニアにはPixiesやcoldplayなどを手がけるPete Maherを迎え、前作から驚くほど進化した音像になっている。Ryのシンボルであったアコギは勿論のこと、エレキやボーカルエフェクト、シンセを加え、歌詞も全編日本語。1曲目『Descent』からラストを飾る『Ascent』まで、地球に降りて来た魂の物語をそのまま音にした様な聴き応えのある楽曲で構成されている。ボーカルの表現力も格段に増しており、力強くも温かみのある演奏に溶け込んでいる。全編を通して自然の風景を想起させる様な楽曲は不思議な魅力を放っている。(レーベルインフォより)

Track List:
1. Decsent
2. Nature
3. Peregrine
4. Heaven
5. Lullaby
6. Blessing old soul
7. Ascent





-BIO-
Terutaka Aritomi (vo/g)、Akihisa Minekawa (ba)、Takashi Matsushima (dr)から成る3ピースバンド。フォーク、ロック、ニューエイジ等を軸に、post-rockやjazz、hardcore等の エッセンスが加わったサウンドは普遍的でありながら新しいロックの形を提示しており、 ジャンルを超えてリスナーからの高い評価を得ている。

-コメント-
DNAを直接揺さぶる、広大な銀河の旋律。
安易なカテゴライズや比較など、この余りにも神々しい音楽の前には意味を為さない。
- SUTO(NEPENTHES)

Ryというバンドの全貌をようやく知る時が来た。そのサウンドは予想を遥かに超えている。
日本の音楽シーンはこういう音をしっかり伝えていかなければならない義務がある。改めてそう思わされた作品。
- 橋本貴洋(more records店主)

東京出身postrockバンドRyの待望の1stアルバム.。
以前彼らのライブを観た時はバンドサウンドの持つダイナミックな部分と極端過ぎるほどに感じた静の部分への落差、またその表現力に感嘆しましたが、今作”just passing through”ではバンドサウンドはそのままにエレクトロニカへの接近、また中性的なteruの歌声が楽曲に良く映えており奥行きのある1つの音になって耳に、頭に溶け込んで行きます。ボトムを支えるキックとベースの強い低域が特徴的で、エレクトロニカへの接近はここから感じ取れることができ、ギターの音色からboards of canada等に通じる物があるのかなとも思えます。アートワークもjust passing throughを纏めあげていて、パッケージ全体で非常に完成度の高い作品として完成されています。
休日の前日に明日何して過ごそうかななんてぼんやり考えながらこのアルバムを聴いてみてください。そんな生活の一部になる素晴らしいアルバムです。
- ATAKE(COFFINS/SUPER STRUCTURE)

冬の朝、太陽が昇ってくるのを待つ気分だった。
Ryの音は、冷え切ったココロを遠くからあっためるように近づき、距離をなくし、気を許したとたん、実態のない波のような宇宙に自分が呑み込まれていることに気づく。
それはゆっくりと。待ちながら、寄り添いながら、ゆっくりとやってくる。
やがて太陽があたりを照らしだし、それまでダークグレイの陰にしか見えなかった場所が水のような淡いブルーとシロに輝き始めると、一瞬で別世界に紛れ込んだかのような驚きになぜか安心する。そして、目を閉じたままヒカリを観る。
Ryは、冬の朝、ゆっくり昇る太陽の熱みたいだ。
- A-sha Mai Yamane

アルバム発売おめでとうございます!
ずっと聞いているとどこかに飛んで行ってしまいそうになる。でも聴き終える頃にはちゃんと帰ってこれる。いろんなことで窮屈になってしまった内側に、いい風穴を開けてもらえます。気持ちいい成分多めの作品です。レコ発楽しみにしています!
- 藤井健司(Emerald/tomodati)
型番 NYIMA RECORDS (JPN)
販売価格
3,000円(税込3,300円)
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